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日本で使用している小麦はどこから?

2017年に日本で食べられている小麦(約6,613千トン)のうち、約86%(5,706千トン)が外国産小麦です。

そのうち、1位 アメリカ→約53%(2,550千トン)

     2位 カナダ→約27%(1,537千トン)

     3位 オーストラリア→約18%(1,036千トン)

        その他→約2%(89千トン)

栽培している国や地域によりさまざまな特徴があり、その特徴によって小麦粉の用途が違ってきます。

分け方の一つに粒の硬さによって分ける方法があります。

硬さの硬いものから、「硬質小麦」「中間質小麦」「軟質小麦」に分けられます。

「硬質小麦」は、主にアメリカやカナダで生産される小麦で、タンパク質を多く含み、粒が硬く、強力粉に加工されます。粉にして水でこねたとき粘りと弾力が強いため、パンや中華麺に向いています。

「中間質小麦」は、主にオーストラリアや日本で生産される小麦で、含まれるタンパクの量も中くらいであり、中力粉に加工されます。水でこねたときののびが良く、日本の麺に向いています。

アメリカでは、タンパク質の含まれる量の少ない「軟質小麦」も生産されています。軟質小麦は薄力粉に加工されます。水でこねたとき適度に軟らかく、お菓子や天ぷらに向いています。

 

出典:日清製粉グループ

   農林水産省Webサイト