
砂糖は「さとうきび」と「てん菜」からできています
・南国で育つ「さとうきび」
さとうきびの原産地は南太平洋パプアニューギニア付近の島々です。
日本では江戸時代から日本各地で栽培が行われてきました。主に、鹿児島県南西諸島と沖縄県で栽培されています。さとうきびは、強風などで倒れても立ち上がり、水不足で葉が枯れても雨が降れば新しい葉を出す、自然災害に強い作物です。そのため、台風の通り道であり、島であるために干ばつが起こりやすい鹿児島県南西諸島と沖縄県にとっては、他に変えることができない地域経済を支える重要な作物になっています。
・北国で育つ「てん菜」
日本では、明治4年(1871年)に北海道で初めて栽培され、その後改良が進められ、今に至っています。
てん菜は、北海道の輪作体系において欠くことのできない重要な作物になっています。
輪作とは、同じ耕地に異なる種類の作物を交代に繰り返し栽培することです。収穫量の低下を防いだり、病害虫発生の抑制になったり、複数の作物を作ることにより、作業ピークをずらせたりというメリットがあります。
引用:農林水産省Web